デイケアと発達障害

子どもの発達障害は、当然ながら本人が気付いて発覚するものではありません。多くの場合、母親が他の子どもとの違いに気付き、受診させることで分かります。例えば興味の示し方が同級生と異なっていたり、すぐに喧嘩してしまったりするので、親としても不安になり、病院等に足を運ぶのです。ですから発達障害が発現してすぐの時期は、本人はもちろんのこと、保護者に対するケアも欠かせません。デイケア施設の役割は本人の発達支援に留まらず、保護者や関係者の不安解消も含まれています。一番効果的なのは、発達障害を正しく、丁寧に説明することです。そして、保護者同士の交流の場を設けることです。保護者に対するケアが行き届けば、子どもたちに最適な環境を作ることに心血を注ぐことが出来ます。発達障害者が集まってケアを受けると、学校とは異なる特別な学習プログラムに沿って、受講することが出来ます。デイケア施設はその環境作りの専門機関として、大いに役立っているのです。
デイケア施設のアプローチの基本は、疾患の特性に合わせることにあります。そうすることで、人より優れている部分を活かして自立するための指導計画を立案することが出来ます。具体的な目標が定まれば、子どもも意欲的に取り組むことが出来るため、好循環が生まれます。デイケアのスタッフがサービスを提供する上で特に心掛けていることは、子どもたちになるべく生き辛さを感じさせないようにすることです。社会に受け入れられない状況を具体的に学ぶことで、その状況を避けられるようになります。そして理解の追いつかない部分に関しては、専門家の指導を仰ぎ、克服に向けてトレーニングを受けます。もちろん克服と言っても、無理をさせるわけではありません。子どもたちが楽しみながら出来ることを策定するのもデイケア施設の役割です。例えばASDに罹患していれば、情報処理を不得意とします。指示を理解できなかったり、集中が持続しなかったりします。このような場合、文書を用いたり、フローチャートを作成したりすれば、ASDの克服に一歩近づけるわけです。

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