同じ質問をしつこく繰り返す

D君は3歳、通っている幼稚園では9月から運動会の準備が始まりました。するとD君、毎日先生に「運動会はいつ?」と繰り返し聞いてくるのです。先生は、はじめこそ「10月10日だよー」と答えていましたが、この質問が毎日くるので、そのうちはぐらかしたり答えなかったりするようになりました。すると、D君の質問の頻度がぐっと増えてしまい、先生が答えないと朝の集まりの最中でも繰り返し質問をするように。仕方なく先生は質問に付き合っています。さて、この状況をまずは整理してみましょう。D君が同じ質問を繰り返すので、先生からはわざと言っているように思えるかもしれません。しかし、D君にとってはこれが初めての運動会。先の見通しが持てず、何が起こるのか分からなくて不安なため、同じ質問を繰り返しているのです。そのうちに、先生とのやりとり遊びになっているようです。そして、先生が答えてくれない事があったので、余計に質問の頻度と場面が増えてしまったのです。D君なりに、ドキドキしてそわそわしてしまうのでしょうね。発達障害のある子どもは、初めての事をする際に、この先のイメージが持てずに不安になります。子どもの理解が不十分なまま、大人が言葉がけだけしていると、このケースのように、そのやりとりだけを楽しむようになってしまう事も。そして、答えが返ってきたり帰ってこなかったりすると、余計に質問が増えます。こういう場合、言葉だけでなく視覚的な手がかりも使って分かりやすくしてあげる事が大切です。カレンダーに印をつけたり、紙に日にちを書いて貼るなどして視覚的に示します。そして、何か活動中に質問するようなら、カレンダーや紙を指し、黙って、やる活動に誘います。活動に戻れたら、褒めてあげてください。一方的に「黙って」というと、状況が分からず否定だけが伝わり、先生に対する不信感が生まれてしまうかもしれませんので気を付けましょう。

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