デイサービスの役割とガイドライン

放課後等デイサービスの最大の目的はどこにあるのでしょうか。それは保護者が仕事と育児とを両立させるために支援することです。子どもは学校に馴染めず、家庭でも居場所を見つけられない場合があります。そのような子どもにシェルターを提供するべく、デイサービスは機能しているのです。

障害を背負った子どもが友人関係を築くのは容易ではありません。行動範囲もその障害のために狭められますし、放課後に一緒に遊んでくれる友人が現れないのが実情です。そうなるとずっと家の中に閉じこもって過ごす他なく、社会的関係を築くスキルを養えないまま、大人になってしまいます。それを回避するために、デイサービスは様々な活動の機会を子どもたちに提供しているのです。

障害の程度が重ければ、特別支援学校等がその役割を担うこともありますが、地域で活動したり、交流したりできる程度の障害であれば、放課後や休日を利用して、子どもの社会参加を促すのが妥当でしょう。それは児童福祉法の理念にも適ったもので、デイサービス事業者は、生活能力を向上させるためのトレーニングを施しています。もちろん一律に同じトレーニングを受けさせるわけにはいかないので、障害児個々の身体状況、精神状況、家庭環境に応じた、効果的なトレーニングが求められます。

例えば入浴介護、自立のためのスキルの教授、創作活動、地域内交流等が見受けられるのですが、いずれもスタッフはもちろんのこと、地域の人々や他の障害児との交流、コミュニケーションが活発に生まれる環境ですから、将来自立した時の財産になることは間違いありません。放課後等デイサービスはどんなに理念が立派でも、保護者や学校、各関係機関との相談、調整を抜きにして、勝手にサービスを提供することはできません。どのような福祉サービスにも言えることですが、連携することは必須となっています。

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